MRのセカンドキャリアに悩む人へ|異業種より現実的な第三の選択肢とは

転職に悩むMR

後輩がマーケに抜擢されて、自分はずっとMRのまま…。
このままじゃいけない気はするけど、今さら何ができるんだろう。
MRのセカンドキャリアって、結局どうすればいいの?
異業種に転職できるかな?

TAKI

私の経験からいうとセカンドキャリアの選択肢は「異業種転職」だけではありません。
むしろ見落とされている第三の選択肢こそが、35歳以上のMRに一番有益な答えだと思っています。

本記事でわかること

・「セカンドキャリア=職種を変える」は思い込み

・異業種転職で後悔するケースと、それでも行く価値がある人の条件

・内資でキャリアが滞る理由と、転職で再起できる理由

・MR→MR転職を起点に本社・マネージャーを目指した実例

・セカンドキャリアで失敗しないために今すぐやるべき具体的な行動

この記事が役立つMRさん

・後輩に抜かれ、本社やマネージャーへの道が閉ざされてきたと感じている35歳以上のMR

・異業種転職を漠然と考えているが、踏み出せずにいるMR

・「MRを続けながら、別の可能性を探したい」と思っているMR

・転職活動が怖くて、何から始めればいいかわからないMR

筆者の経歴
  • 内資系製薬会社で10年以上勤務。スペシャリティ領域・大学病院を担当
  • 38歳で転職活動を開始し、第1希望の外資系製薬会社へ転職成功
  • 年収300万円アップ・東京・大学病院・スペシャリティ領域担当を実現
  • 現在も現役MRとしてブログを運営中

まず転職の選択肢を整理したい方はこちらの記事もあわせてご覧ください。

35歳以上のMRのキャリア戦略|おすすめの転職サービス3選

先に確認しておきたいこと

MRのセカンドキャリアで迷っているなら、まずは「今の自分が転職市場でどう評価されるのか」を知ることが大切です。

転職するかどうかは、その後に決めれば十分です。

目次

MRのセカンドキャリアで悩んでいるあなたへ、まず現実を整理しよう

セカンドキャリアを考えるMRが増えている理由

MRがセカンドキャリアを意識するのは、業界の構造変化が背景にあります。

MRがセカンドキャリアを意識する主な理由

・繰り返される早期退職プログラムによる雇用の不安

・MR数の削減傾向の危機感

・後発品推進・薬価引き下げによる会社の収益悪化

・年功序列の崩壊と、社内でのキャリアパスの見通しが立たなくなってきた感覚

こうした外部環境に加えて、社内でも「キャリアが詰んできた」という実感を持つMRが増えています。

このままMRを続けるとどうなるのか

正直に言います。

今の会社で何も変えないままでいると、選択肢は少しずつ狭まっていく可能性は高いでしょう。

TAKI

後輩が本社に抜擢される場面を何度も見てきました。
そのたびに「自分はまだ間に合うのか」と不安になりながらも動けていなかった。
このざわざわ感わかってくださる方もいると思います。

「このまま」でいると起きやすいこと

・希望を出し続けても、若い世代に先を越される年齢になる

・「この年齢からあの部署に行った人はいない」というラインを自分が超えてしまう

・いつのまにか転職市場での価値も落ちている

・気づいたら選択肢がなくなっていた、という状況が現実に起こる

「焦りはないけど、このままでいいとも思っていない」

その感覚こそが、今動くべきサインです。

TAKI

MRの仕事に追われているといつのまにか年を重ねているというのはあるあるです!

「異業種に行けば解決」は本当か?

セカンドキャリアの話になると、必ず「異業種転職」が選択肢として出てきます。

転職に悩むMR

CRAやCRC、医療機器…みんな異業種への転職を勧めてくるけど、本当にそれが正解なの?

TAKI

異業種転職が悪いわけではありません。ただ、MRの待遇がいかに恵まれているかを理解した上で判断してほしいというのが正直な気持ちです。

MRのセカンドキャリアには、どんな選択肢があるのか

まず主な選択肢を整理します。

この記事ではとくに「MR→MR転職」に焦点を当てて解説しますが、それぞれの向き不向きを先に把握しておいてください。

選択肢向いている人注意点
MR→MR転職年収を維持しながら環境を変えたい人会社選びが重要
CRA・CRC臨床開発や医療現場支援に興味がある人年収ダウンの可能性あり
MSL・マーケ本社キャリアを目指したい人社内外で競争が激しい
医療機器・CRO営業・開発スキルを活かしたい人商材・業務スタイルが大きく変わる
異業種(大学職員・公務員等)安定・転勤なしなど明確な目的がある人待遇低下リスクあり

異業種転職の前に知っておきたい待遇の現実

MRの年収は他業種と比べると高水準

MRをしている忘れそうになりますが、MRの待遇は客観的に見るとかなり恵まれています。

辞めてから気づくMRの待遇の良さ

【年収】実働時間で割ると時給換算はかなり高い。同世代の他業種と比較しても水準は上位

【借り上げ社宅】家賃の70〜80%が会社負担のケースも。非課税のため実質的な年収インパクトは大きく、転職後に社宅がなくなって初めてその重さに気づく人が多い

【休暇】年間で十数連休が複数回取れる会社も存在する。これほど休暇が取りやすい業界は少ない

【ハラスメント意識】製薬会社のコンプライアンス対応はここ数年で急速に整備されている

【顧客の質】MRの顧客は医師。真っ当なコミュニケーションをとってくれる人が多い

異業種転職で年収ダウンになったケースが多い理由

私の周囲の実例をお伝えします。

実例①|医療系スタートアップに転職した同期の話

・36歳・MR歴十数年で転職。動機は「本当に患者に貢献できる仕事がしたい」という純粋な想い

・転職後、手取りはMR時代と比べて大幅に低下。可処分時間も想定より減少した

・「やりがいは、整った年収と労働環境のうえに成り立つ」と気づいた

・MR資格が失効してしまい、MR職に戻りづらい状況になった

TAKI

「誰か良い転職アドバイザー知らない?なんとかMRに戻りたい…」
彼がそう言ったとき、MR資格がすでに失効していました。
戻りたくなったときに戻れない状況が、一番つらい後悔だと思います。

実例②|コンサルに転職した先輩の話

・36歳・「成果に応じて年収がどこまでも上がる」という言葉に惹かれて転職

・1年後に話してくれたのは「製薬って社員同士のコミュニケーションが丁寧だったんだよな」という意外な言葉

・聞いたこともない言葉で指導される立場になり、メンタルケアに苦労した

・「MR転職なら知り合いがたくさんいて社内の雰囲気を聞いてから転職できるけど、他業界はそれをしにくいのが問題」と言っていた

SNSで見えるキラキラした転職後の生活が、現実を正確に反映しているとは限りません。異業種転職はMR内の転職と異なり、事前に内部情報を得ることが難しく、想定外のギャップが生じやすいです。

それでも異業種に行く価値がある人・ない人

異業種転職を否定したいわけではありません。

目的が明確なら、MRの経験は異業種でも確実に活きます。

それでも異業種に行く価値がある人

・転勤のない職種に就きたいなど、ライフスタイル上の明確な理由がある人

・税理士・整体師など、独立・資格取得への足掛かりとして経験を積みたい人

・製薬よりも安定している環境を求めている人(公務員の中途入社・大学職員など)

・身につけたい特定のスキルや職種が明確に決まっている人

一方、異業種転職で後悔しやすい人

・「今の会社が嫌だから」という理由だけで動こうとしている人

・MRの待遇(年収・社宅・休暇)が転職後にどう変わるか試算していない人

・「MR→MR転職」という選択肢を検討したことがない人

「今の会社が嫌だ」という理由だけなら、実は解決策はもっとシンプルかもしれません。

実は見落とされているセカンドキャリアの選択肢「MR→MR転職」

内資でキャリアが滞る構造的な理由

「後輩に抜かれた」「希望部署に行けない」という悩みの多くは、あなたの実力の問題ではなく、会社の構造に原因があります。

キャリアが滞る主な構造的理由

・ベテラン層が多い会社では管理職ポストが上から埋まっていく。希望を出しても順番待ち状態になりやすい

・多様性推進や若手抜擢の流れもあり、従来型の年功序列で待っていてもポストが回ってきにくい局面がある

・本社は若返りしている一方、現場のマネジメントは昔ながらの価値観の人が多く残っている。35歳前後はどちらにも該当しない中途半端な世代になりやすい

・「この年齢からこの部署に行った人はいない」というラインを、気づかないうちに自分が超えている

TAKI

希望を出してもずっと通らない。若い人がどんどん抜擢されていく。
「この会社では自分は本社向きじゃないと思われてるんだろうな」という気持ちになってきますよね…
でも、それは今の会社の話です。
会社が変われば、評価も変わります。

即戦力採用が中心の会社では「35歳」の見え方が変わる

新卒をほとんど採用せず、

即戦力の中途採用が中心の会社では、組織の年齢構成がまったく変わります。

即戦力採用の会社に転職すると何が変わるか

・組織の平均年齢が上がるため、35歳でも「若手側」に位置づけられるケースがある

・前の会社で培った10年のスキルがそのまま「即戦力」として評価される

・出世レースからこぼれた人間ではなく、「経験豊富な新入り」として組織に入れる

・ここから本社やマネージャーを目指しても「間に合う」年齢として見てもらえる

38歳・内資で10年経験の私が外資転職で得たもの

私自身の話をします。

内資→外資転職で変わったこと

・年収:300万円アップ(外資だからではなく、会社と交渉した結果。会社選びが重要)

・自由度:裁量が増えた。一方で「放置」とも言えるため、自律が求められる環境でもある

・年齢層:周りが40代以上ばかりで、自分が若手側になった。この感覚は転職前には想像できなかった

TAKI

転職前に一番心配していたのは「外資=すぐクビ」というイメージでした。
実際はそれも会社と上司次第で、外資だからといって即解雇みたいなことはありませんでした。
思い込みで選択肢を狭めていたことに、転職してから気づきました。

転職先でのキャリアについて、具体的な実例を次のセクションでお伝えします。

35歳以上のMRのキャリア戦略|おすすめの転職サービス3選

転職に悩むMR

でも転職したとして、その先にキャリアアップの可能性は本当にあるの?

TAKI

「今の会社ではキャリアが見えない」と感じたなら、それはあなたの問題ではなく構造の問題です。
まず、MR専門のプロに現状を話してみてください。

転職アドバイザー

あなたの本当の価値を掘り起こしますよ!

MR→MR転職を起点に、その先のキャリアを描く

転職先で本社・マネージャーを目指すことは現実的か

「MR→MR転職で環境を変えた先に、本社やマネージャーへの道が開けた」

そういう実例が私の周りにあります。

実例①|前職でマネージャー候補ではなかったMRが50歳でマネージャーに

・前の会社ではまったくマネージャー候補として見られていなかったMR

・外資系に転職後、上長との関係構築がうまく機能し50歳でマネージャーに抜擢

・前の会社の同期は「あいつが所長!?」と驚いていたとのこと

実例②|コントラクトMR出身の担当者が40代で営業推進部署へ

・前職がコントラクトMRという、一般的には「不利」とされるバックグラウンド

・転職先で上長に対して自分のキャリアプランを明確に伝え続けた

・社内の手上げ研修にも積極的に取り組み、40代で営業推進部署への異動を実現

TAKI

2人に共通しているのは「転職活動で初めてキャリアプランを真剣に考えた」という点です。
転職アドバイザーが客観的なアドバイスをくれたことで、明確になったとのことです。

環境を変えることで見えてくる選択肢

転職時にキャリアプランを第三者に整理してもらうことで、自分では気づかなかった強みと可能性が見えてきます。

転職先でキャリアパスの設計が変わる主な理由

・外資や即戦力採用中心の会社はポジションが明確で、社内公募制を設けているケースが多い

・「自分からキャリアを取りに行く」文化が根付いており、希望を伝えやすい環境がある

・組織内での自分の年齢的立ち位置がリセットされるため、本社やマネージャーを目指す時間的余裕が生まれる

注意点として、前職と同じ「マーケティング」という部署名でも、担当する業務範囲は会社によって大きく異なります。また「あの部署は激務」という社内の暗黙の常識もあります。入社後は多くの人とコミュニケーションを取り、社内の情報通になることをおすすめします。

セカンドキャリアで失敗しないために今すぐやるべきこと

求人はタイミングで条件が大きく変わります。

最近出てきたポジションでも数日後には募集が終わっていることも珍しくありません。

情報収集だけではキャリアは変わらない理由

記事を読んで「なるほど」と思っても、それだけではキャリアは1ミリも動きません。

情報収集で止まっている人に起きていること

・「自分の市場価値」を頭の中で想像するだけで、実際には確認していない

・「もう少し情報が集まってから動こう」と思っているうちに1年が経つ

・自分のキャリアプランが言語化できていないため、アドバイザーに話す内容がないと思っている

TAKI

私もずっと「準備ができたら動こう」と思っていました。
でも実際に登録してアドバイザーに話してみると、自分では気づいていなかった強みを言語化してもらえました。
準備ができてから動くのではなく、動いてから準備が整っていく感覚でした。

転職活動を始めて初めてわかる現実

転職活動を始めると、情報収集だけでは絶対にわからなかったことが見えてきます。

動いて初めてわかること

・自分の経歴が市場でどう評価されているか(想像より高いことが多い)

・非公開求人の存在と、その内容・年収水準

・今の会社での待遇が「恵まれているのか・そうでないのか」の客観的な基準

・「転職するかどうか」ではなく「いつ・どこに・どんな条件で」という具体的な視点

私が最初にやった行動

私がやった最初の行動はシンプルです。転職エージェントに登録して、面談を受けました。

面談で言われた言葉で気持ちが変わった

・「あなたなら市場価値があるので、今より良い待遇の会社を紹介できます」

・社内で特段評価されていなくても、ちゃんと棚卸しして市場に出たら十分勝負になる

・「環境を変えたい」だけじゃなく「環境を変えて何をしたいのか」を整理しておくと、転職後のミスマッチが大幅に減る

TAKI

JACリクルートメントの面談で「45歳でも大丈夫という求人を紹介できます」と言ってもらったときの驚きは今でも覚えています。
今の会社から「逃げたい」から「こうなりたい」に気持ちが変わったのはこの瞬間でした。

よくある質問

35歳を過ぎても外資系MRへの転職は現実的ですか?

現実的です。即戦力採用が中心の外資系製薬会社では、35〜40代のMRが主な採用ターゲットになっているケースが多くあります。JACリクルートメントのデータでも「30代MRは即戦力として各社採用に意欲的」とされており、10年以上の経験は市場で十分評価されます。

TAKI

私自身も38歳での転職でしたが、「35歳だから厳しい」と言われた経験は一度もありませんでした。年齢を心配するより、自分の経験をどう伝えるかの方が重要です。

外資系MRは成果主義でクビになりやすいって本当ですか?

「外資=すぐクビ」というイメージは実態と異なることが多いです。これも会社と上司次第で、外資だからといって即解雇されるケースは一般的ではありません。重要なのは「どの会社か」であり、事前にエージェント経由で組織文化を確認することが有効です。

異業種転職とMR転職、どちらが正解ですか?

目的によって変わります。「今の会社が嫌だ」という理由だけであればMR→MR転職で環境を変える方が待遇面のリスクは少ないです。一方で「転勤をなくしたい」「特定のスキルを積みたい」など明確な目的がある場合は異業種も十分選択肢になります。まずMR専門のエージェントに相談し、自分のキャリアを整理した上で判断することをおすすめします。

MRBiZとJACリクルートメント、どちらに先に登録すればいいですか?

両方同時に登録することをおすすめします。MRBiZはMR・製薬業界に30年以上特化しており非公開求人が豊富です。JACリクルートメントは外資・ハイクラス案件に強くMR出身コンサルタントが在籍しています。2社から情報を集めることで、より精度の高い判断ができます。

転職活動中、今の会社にバレるリスクはありますか?

エージェント経由の転職活動は基本的に守秘が徹底されています。求人への応募や面談も、エージェントが企業側と直接やり取りするため、在職中の会社に知られるリスクはほとんどありません。ただし知人経由の口コミには注意が必要です。

TAKI

私も在職中に転職活動をしましたが、前の会社にバレることはありませんでした。

この記事のまとめ

この記事の要点

①「セカンドキャリア=職種を変える」は思い込み。MR→MR転職という第三の選択肢がある

②内資でキャリアが詰まる理由は構造的なもの。会社が変われば評価も年齢の見え方も変わる

③情報収集だけでは何も変わらない。まず動いてみることで、初めて自分の選択肢が見えてくる

明日からのアクション
  • MRBiZに登録して、非公開求人と自分の想定年収を確認する
  • JACリクルートメントに登録して、外資・ハイクラス案件の選択肢を広げる
  • アドバイザーとの面談で、自分のキャリアプランを第三者に言語化してもらう
転職に悩むMR

転職するかどうかまだ決めていないのに、登録してもいいのかな…。

TAKI

むしろ「決める前に登録する」のが正しい順番です。
登録して話を聞いてから「転職しない」と決めた人もたくさんいます。
動いてみて初めて、自分に合った選択肢が見えてきます。

セカンドキャリアの第一歩は、情報を集めることではなく「動いてみること」です。

登録するだけで非公開求人・想定年収・選考通過可能性が見えてきます。

まずMRBiZで非公開求人を確認し、JACで外資・ハイクラスの選択肢を広げる。

この2つを登録するだけで、見える景色が変わります。

転職アドバイザー

ライバルはもう動き出してますよ!
MR活動と同じでスピード感が大事です!

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この記事を書いた人

35歳を超え、将来不安から転職を決意。
38歳で外資系MRへ転職し、年収300万円アップを実現。

現在は大学病院・スペシャリティ領域を担当。
実体験ベースでMR転職の情報を発信中。

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